明日の伝説

好きな特撮・アニメ・漫画などに関する思いを書き綴る場所。更新停止

2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

『鬼滅の刃』レビュー〜ヒットの理由は理解できるが、個人的に今ひとつ刺さらなかった作品〜

今大ヒットしている作品の1つが『鬼滅の刃』なのですが、もっとブームが沈静化した後に批評を書こうと思っていました。しかし、最近戦隊熱と同時にジャンプ漫画熱も自分の中で再び湧き始めていて、「ドラゴンボール」を熱心に再読しているのもその流れです。…

スーパー戦隊シリーズ30作目『轟轟戦隊ボウケンジャー』(2006)3・4話感想

Task3「覇者の剣」 Task4「失われたビークル」 Task3「覇者の剣」 脚本:會川昇/演出:中澤祥次郎 <あらすじ>諸葛亮孔明が残したという三本の武器、「三國覇剣」というプレシャスの情報を掴んだ蒼太は、さくらと真墨と共に確認に向かう。しかし、既にダーク…

ドラゴンボール(Z)レビュー番外編④〜孫親子とベジータ親子に見られる3つの世代間の差〜

昨日スペースで「世代別の特徴」といった話をしていたのですが、こんな話題を出すようになった時点で自分はもう確実に若くはない、と悟った証拠です。フォロワーさんから「僕は世代別で差別されるのは大嫌い」と言われたのですが、これは私も若い頃持ってい…

スーパー戦隊シリーズ46作目『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』(2022)第4話感想

ドン4話「おにぎりのおに」感想 ドン4話「おにぎりのおに」感想 脚本:井上敏樹/演出:中澤祥次郎 <あらすじ>ようやく桃井タロウ(樋口幸平)を見つけた鬼頭はるか(志田こはく)は、何を考えているのか聞くためにタロウが働くシロクマ宅急便を訪れるが…。一…

「ゲインロス効果」と魔人ブウ編のベジータ

Twitterでも引用リツイートしたのですが、違法バタピーさんという方の「令和になってドラゴンボールを初めて読む人のリアクションまとめ」を拝見しました。 togetter.com 色々言いたいことはあるのですが、とりあえず感想や考察などを見ていて思ったのは「な…

スーパー戦隊シリーズ39作目『手裏剣戦隊ニンニンジャー』(2015)5・6話感想

忍びの5「宇宙忍者UFOマル!」 忍びの6「デングの神隠し」 忍びの5「宇宙忍者UFOマル!」 脚本:下山健人/演出:渡辺勝也 <あらすじ>妖怪が出現!駆けつけた先にいたのは、妖怪ウンガイキョウ。ユーモラスな顔をした妖怪は、子供たちに風船を配っているだけ…

スーパー戦隊シリーズ16作目『恐竜戦隊ジュウレンジャー』(1992)5・6話感想

第5話「怖~いナゾナゾ」 第6話「立て!!大獣神」 第5話「怖~いナゾナゾ」 脚本:杉村升/演出:坂本太郎 <あらすじ>ドーラスフィンクスのウルトラナゾナゾ大会で、ナゾナゾに答えられない子供たちが次々と木の中に閉じ込められてしまう。そして、ゴウシたち…

ホームページ更新のお知らせ

長らく間が開いてましたが、「ジェットマン」の3クール目感想と4クール目感想、後半戦の総括、レッドホーク/天堂竜のデータをまとめてアップしました。 ジェットマン31〜36話感想まとめ ジェットマン37〜42話感想まとめ ジェットマン43〜48話感想まとめ ジェ…

スーパー戦隊シリーズ46作目『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』(2022)第3話感想

ドン3話「あかりどろぼう」 脚本:井上敏樹/演出:中澤祥次郎 <あらすじ>猿原真一は、気まぐれに俳句を詠んでマイペースに過ごす“風流人”。ある日、スマホを拾ったことからサルブラザーに変身するが、日々形を変える雲のように運命を受け入れていた。鬼頭は…

ドラゴンボール(Z)レビュー番外編③〜超サイヤ人と限界効用逓減の法則〜

本日は「ドンブラザーズ」の感想を投稿しようと思ったのですが、その前にまず「ドラゴンボール」の考察について……ドラゴンボールで必ず議論の的になるのが「戦闘力=強さのインフレ」です。現在「Vジャンプ」で連載中の「ドラゴンボール超」でも強さ議論が度…

スーパー戦隊シリーズ30作目『轟轟戦隊ボウケンジャー』(2006)1・2話感想

Task1「魔神の心臓」 Task2「竜の略奪者」 Task1「魔神の心臓」 脚本:會川昇/演出:諸田敏 <あらすじ>5人の精鋭部隊・轟轟戦隊ボウケンジャーの今回のミッションは、海底神殿に隠された「ゴードムの心臓」と呼ばれる未知のエネルギーシステムの確保。ボウケ…

スーパー戦隊シリーズ39作目『手裏剣戦隊ニンニンジャー』(2015)3・4話感想

忍びの3「強敵、蛾眉あらわる!」 忍びの4「でたゾウ!パオンマル!」 忍びの3「強敵、蛾眉あらわる!」 脚本:下山健人/演出:加藤弘之 <あらすじ>凪(キニンジャー)は参考書で忍術を勉強していた。これまでもそうやって様々な資格を取得してきたらしい。…

スーパー戦隊シリーズ16作目『恐竜戦隊ジュウレンジャー』(1992)3・4話感想

第3話「戦え絶望の大地」 第4話「甦れ伝説の武器」 第3話「戦え絶望の大地」 脚本:杉村升/演出:小笠原猛 <あらすじ>神秘の力を持つ伝説の武器を手に入れるため、絶望の大地へ向かった5人。しかし、そこにはバンドーラの罠が待ち受けていた。 <感想>「新し…

ドラゴンボール(Z)レビュー番外編②〜なぜ「ドラゴンボール」はフリーザ編までで終わらせておくべきだったのか?〜

どうやら昨日、例のBIX氏が漫画版「ドラゴンボール超」について、遂に意見開陳をしており、それがファンの間で論争を生んでいるようです。見たい方はどうぞ、喋り方はかなり感情的ですが、言っている内容自体は至極真っ当で納得できる部分もたくさん有ります…

ドラゴンボール(Z)レビュー番外編〜ジャンプ漫画界のベジータ=冨樫義博先生と「幽☆遊☆白書」〜

出典元:https://www.amazon.co.jp/幽・遊・白書-1-ジャンプコミックス-冨樫-義博/dp/4088712730 さて、個人的な「ドラゴンボール(Z)」のレビューは前回までで終わりましたが、ここから個人的な与太話も含めた番外編を書こうかなと思います。まずは前回まで…

ドラゴンボール(Z)レビュー④〜魔人ブウは「アンチ孫悟空」にして「ドラゴンボール」の「悪」そのもの〜

gingablack.hatenablog.com gingablack.hatenablog.com gingablack.hatenablog.com 「ドラゴンボール(Z)」のレビューも今回の魔人ブウ編を持って最後となりますが、人造人間編以降完全な蛇足でしかなくなった「ドラゴンボール」を鳥山先生はどのように総括…

ドラゴンボール(Z)レビュー③〜人造人間編〜セルゲームで見られた「作家主義」と「商業主義」のズレ〜

gingablack.hatenablog.com gingablack.hatenablog.com 私は、というかリアルタイムで「ドラゴンボール(Z)」を見ていた世代のほとんどは人造人間編以降の展開を基本的に歓迎しておらず、「蛇足」としか見ていません。少なくともフリーザ軍が地球へ復讐にや…

ドラゴンボール(Z)レビュー②〜孫悟空はなぜベジータが「大嫌い」なのか?〜

gingablack.hatenablog.com 前回の亀仙人の教えの記事で、孫悟空が今現在ある「超」まで含めてあのような性格になった理由を述べました。それを受けて孫悟空の第2のターニングポイントになるのが「サイヤ人編〜ナメック星編(フリーザ編)」であり、悟空の強…

スーパー戦隊シリーズ39作目『手裏剣戦隊ニンニンジャー』(2015)1・2話感想

忍びの1「俺たちはニンジャだ!」 忍びの2「ラストニンジャになる!」 忍びの1「俺たちはニンジャだ!」 脚本:下山健人/演出:中澤祥次郎 <あらすじ>忍者の末裔である伊賀崎天晴(いがさき たかはる)は、4年ぶりに実家の忍術道場に帰ってきた。そこで出会…

スーパー戦隊シリーズ46作目『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』(2022)第2話感想

ドン2話「おおもも、こもも」感想 脚本:井上敏樹/演出:田崎竜太 <あらすじ>ドンブラザーズになった事で不幸のどん底に突き落とされた はるかは、ドンモモタロウ・桃井タロウを探し出せれば幸福に戻れると信じて奔走。一方、街では“脳人”による人間消去が続…

ドラゴンボール(無印)レビュー①健全と不健全の両極を行く亀仙流

現在「ドラゴンボール」を改めて無印時代から読んでいますが、やっぱり悟空にとって最初のターニングポイントはやはり亀仙人との出会いです。この亀仙人との出会いは現在の「超」に至るまで孫悟空の思想の大元になるのですが、今見直すとこの教えってとても…

「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」は鳥山明なりのヒーロー論

出典元:https://www.amazon.co.jp/dp/B09NLTQC7W 最近東映特撮をはじめ、自分の中のアニメ・漫画熱が息を吹き返しはじめたのですが、その1つに実は今年の4月22日に公開される「ドラゴンボール超」の新作映画があります。賛否両論あるかと思いますが、予告な…

スーパー戦隊シリーズ16作目『恐竜戦隊ジュウレンジャー』(1992)1・2話感想

第1話「誕生」 第2話「復活」 第1話「誕生」 脚本:杉村升/演出:東條昭平 <あらすじ>惑星ネメシスに封印されていた魔女バンドーラたちが復活した。バーザは地球を救うため、伝説の英雄・ジュウレンジャーを復活させようとする。 <感想>前作『鳥人戦隊ジェッ…

スーパー戦隊シリーズにおける「画面の情報量」について考察してみた

昨日書いた「ドンブラザーズ」に関して、肯定するにしろ否定するにしろ、視聴者が根底に感じていたのは「何が何だかわけがわからない」という感想です。これは誰しもが感じていたであろうことで、私自身も正直何度見直しても全くわけがわからないまま困惑の…

スーパー戦隊シリーズ46作目『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』(2022)第1話感想

ドン1話「あばたろう」感想 脚本:井上敏樹/演出:田崎竜太 <あらすじ>「ことし、ことし あるところに 4人のお供と1人のアバタロウがいた」令和版 桃太郎見参!風流人のサル、会社員のキジ、逃亡者の犬、女子高生の鬼、この4人を率いるドンモモタロウ。個…

戦隊レッド列伝 レッドホーク/天堂竜(『鳥人戦隊ジェットマン』)

戦隊レッド列伝、第四弾は『鳥人戦隊ジェットマン』(1991)に登場するレッドホーク/天堂竜です。各パラメータは戦闘力、技巧、知性、精神力、統率力、そして人間力の合計6つを元に5点満点で判断します。このパラメータは決してシリーズを跨ぐものではなく、…

スーパー戦隊シリーズ15作目『鳥人戦隊ジェットマン』(1991)後半2クール感想総括

「ジェットマン」後半戦が終了したので、熱が冷めないうちにまとめておきます。 (1)後半2クール分析表 (2)後半戦総括コメント (1)後半2クール分析表 評価基準=S(傑作)、A(名作)、B(良作)、C(佳作)、D(凡作)、E(不作)、F(駄作) 話数 サ…

スーパー戦隊シリーズ15作目『鳥人戦隊ジェットマン』(1991)最終話感想

最終話「はばたけ!鳥人よ」 脚本:井上敏樹/演出:雨宮慶太 <あらすじ>ラディゲはラゲムとなってついにその正体をあらわした。ラゲム対ジェットイカロスの戦いが火蓋を切る。小田切長官も加勢しての総攻撃に、ラゲムは魔城バイロックと合体して完全無欠とな…