明日の伝説

好きな特撮・アニメ・漫画などに関する思いを書き綴る場所。更新停止

執着を手放すこと〜ブログ更新停止のお知らせ〜

このブログを更新停止することにしました。
理由は簡単なもので、このブログに対する執着を手放してこの先へ進むためです。
こんな風に書くとカッコつけてるようですが、そもそもこのブログを始めるに至ったきっかけを書きます。


まずこのブログを始める2年前の2020年3月まで私は8年程ある特撮感想のサイトを経営していました。
勘のいい方ならお気づきだと思うので詳細についてはここでは一々書きません、お察しください。
で、そのサイトを私は1度更新停止にし、更に1ヶ月後に削除したわけですが、その意図は「手放し」です。
2020年は私の中で様々な物を手放した年でした……それこそ長らく付き合いのあった親友も、そして親ですらも。


仕事も何もかもを私は手放したわけですが、その中で私が書いていたサイト自体もまた「手放し」の対象だったのです。
私はその時本気で自分を変えたかった時期だったので、そのサイトを手放さないことには先へ進めないことをわかっていました。
8年間も積み上げてきたものを勿体無いと思うかもしれませんが、私がそのサイトで自分がなすべきことはもう終えたのです。
酷な言い方かもしれませんが、そのサイトを閉鎖したところで惜しんでくれる人なんていないだろうとすら思いました、というか読者の反応すら枷になっていました。


それから2年、劇的に環境は変わりましたが、それでもまだ自分の中でそのサイトでやり残したことがあったと気づきます。
それは多少なりこの2年で洗練された文章力で自分が好きな戦隊をもう一度言語化して感想・批評を更新することでした。
言うまでもなく「鳥人戦隊ジェットマン」「星獣戦隊ギンガマン」であり、この2作の感想・批評を書き終えた時点で私は満足です。
もちろん他の作品にも思い入れはありますが、特にこの2作はもう一度現在の視点でリライトをしたかったから書き直しました。


それを終えた今、もはや特撮の感想・批評を書くことへの執着が潜在意識のレベルでなくなっており、億劫に感じてすらいます。
ここ1ヶ月ほど戦隊の感想更新が遅れていたのは仕事が忙しかったからでも何でもなく、単に「それをしたいと思わなくなっていた」からです。
それでも必死に食らいついていたのですが、昨日のスペースで自分の中にまだ過去への執着が残っていたことに気づきました。
先日の日記で書いた学生時代の友人や先輩が私を当てにして連絡してくることが多かったのも、執着が残っていたからかもしれません。


実際、私がこのブログを立ち上げたことで最初にTwitterやスペースで絡んでいた特撮関連のフォロワーさんとはめっきり交流しなくなりました。
それは決して嫌いになったからではなく、私がもう潜在意識の部分でその人たちの交流を必要としなくなっていたのでしょう。
逆にいえば、一度その人たちを手放さないことには先へ進めないことも私自身改めて昨日のスペースで話し合って気づいたのです。
そして自分の中で改めてこのブログを俯瞰して見たときに、このブログは自分にとって「過去の整理整頓」を行う場所だとやっとわかりました。


だから昨日42人もフォローしていたのをいきなり4人にまでフォロー解除したのですが、これは決して嫌いになったからではありません。
その人たちとの関わりがいまの自分にとって本当に必要ではなく、そういうものは一度手放す必要があったからです。
それに、本当に大切な人間関係はたとえフォロー解除しようが、何かしらの形でまた戻ってきます。
逆にいえば、一度手放してそれで二度と戻ってこないようであれば、それは所詮そこまでの関係だったということでしょう。


こう書くと冷たく聞こえるかもしれませんが、でもこれは実際に「執着していたものを手放す」という経験をした人にしかわからないものです。
金スマで中居くんが松潤に言っていた「そのマウンドに立った人にしか分からない」ではないですが、執着を手放すと本当に恐ろしいくらい身も心も軽くなります。
だから、もう今後このブログでスーパー戦隊シリーズをはじめとする特撮・アニメ・漫画の感想などを更新することはないでしょう。
かといって削除するのも違うと思うので、このブログ自体はこのまま忘備録として残しておきます。


ではこの先どうするのか?
答えはまだ見えない暗中模索の状態ですが、焦らずじっくりと着実に進んでいければなと思っています。