明日の伝説

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スーパー戦隊シリーズ15作目『鳥人戦隊ジェットマン』(1991)29・30話感想

 

第29話「最後の戦い」


脚本:渡辺麻美、八渡直樹/演出:東條昭平


<あらすじ>
ラディゲによって滅ぼされた裏次元ベルセルクからやって来た若者・デュランとルー。ラディゲの策略で街を破壊するルーとそれを必死で止めようとしたデュランはジェットマンに保護される。復讐に燃えるルーを平和に暮らそうと説得するデュランだが、ラディゲの放ったヨロイスネークに操られ、凶暴化してしまった。


<感想>
今回の話は復讐に関する話ですが…うーん、まあC(佳作)ってところですかね評価としては。


渡辺脚本にしては悪くなく、裏次元戦士の存在もセミマル編あたりでやっていた話だったこと、そして竜とリエのことなどについてもしっかりと絡ませていました。
ラディゲと2人の戦士、デュランとルーの話でしたが、ルーの「なんでも武器に変換できる」っていう設定マジですごくないですか?
これには流石に私もびっくりして思わず唸ってしまいましたし、しかも普通に戦ったらジェットマン5人よりも強いのです。
田切長官の「本当は地球に留まって一緒に戦って欲しかったけど」発言はどうかと思いましたが、まあでもこの5人しかいないのだから仕方ない。


内容的にはラディゲにデュランが操られて暴走してしまい、竜が2人の為に体を張るという構成で、まあこういう形で竜の正統派ヒーローぶりを強調するのも悪くないかなと。
でも、Twitterでも呟きましたけど、竜って正義感が強い正統派ヒーローというより、年がら年中リエとイチャイチャすることしか考えてない男なんですよね。
だから今回2人の為に体を張った理由も納得というか、逆に言えば2人が恋人同士の間柄じゃなかったら竜は助けなかった気がしなくもないんですが。
ラディゲは「殺すには惜しい!」と言って仲間にするのかと思いきや、仲間にせずジェットマンと相打ちさせるつもりという計画なのが面白いです。


最終的にルーは復讐を捨てる代わりにベルセルク人の能力を捨てるのですが、うーむ、マイルド過ぎるというか物足りないなあ。
まあ「ゴーゴーファイブ」のやつよりはマシなんですけど、なにせ「ギンガマン」の黒騎士関連の復讐劇の深さを見た後では微妙です。
一本のエピソードとしては程々にまとまっていますが、たまには報われる例も書いておかないとまずいというバランスだったのでしょうか。


第30話「三魔神起つ」


脚本:井上敏樹/演出:蓑輪雅夫


<あらすじ>
魔神ムーが覚醒、かつて地上を支配していた魔神・ラモンとゴーグを復活させるべく戦士の血を探し始めた。ラディゲの襲撃を受け戦う凱と香。そこへムーが現れ、香を連れ去ってしまった。香を救出しようと追跡する凱にムーの魔手が迫る。そして、ラディゲの血を受けたラモンとゴーグが復活した。


<感想>
ここから32話までが中盤の山場となりますが、その最初の話ということで、内容的な見所はやはり凱と香でしょうか。


「昨日、私の勉強を手伝ってくれたお礼ですわ。考えてみれば私、何度もあなたに助けられて来ましたわね。私、最近思うんです。凱、あなたいつも悪ぶっているけど、本当は…」
「本当は優しい男だってか。何故そんな事が分かる?見返りを期待して優しくしてるだけかもしれんぞ?」
「見返り?」
「分かってるはずだ」


こんなやり取りが続いているのですが、これに関しては完全に香が読み違えているという他はありません。
今回は魔人復活に際して凱が自己犠牲を払ったことが2人を結びつけるきっかけになりました。
もちろんこれは本心からではなく、単なる一時的な気の迷い、いわゆる「吊り橋効果」というやつです。
戦いにおけるドキドキのスリルを恋愛のそれと混同してしまい、本当は好きじゃないのにそれで恋人関係になるというやつ。


思えば3話から時間をかけてアタックを重ねてきた甲斐があってようやく…という感じでしたが、この2人がくっついても正直なあ…という感じです。
今年「ホームレスなんて社会に必要ない」発言で炎上した某メンタリストのありがたいお言葉によると、吊り橋効果は「ただしイケメンと美女に限る」だそうで。
まあ凱はともかく香は別にそこまで美女というわけでもないので、展開的にはまあまあ前回に続きごく普通といったところでしょうか。
ただ、この時代はまだ今回の凱のように男が自己犠牲を払わなければならないのを見ると、まだまだジェットマンも80年代戦隊の呪縛が強いですね。


評価はB(良作)、内容的にはごくごく普通だけど、とりあえずが凱がカッコ悪く思えてもカッコよく見えるイケメン無罪ということで高評価。

 

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